# 【生成AI・フィジカルAI ファクトリー 樋口製作所】 プレス工場生産現場でスマートグラスの試験運用を開始

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- Site: autonotch
- Category: 自動車ビジネス
- Published: 2026-11-05T16:26:25+09:00
- Modified: 2026-11-05T16:26:25+09:00
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スマートグラスを着用して設備のメンテナンスを行う作業者 株式会社樋口製作所（本社：岐阜県各務原市、代表取締役：樋口 徳室&hellip;

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スマートグラスを着用して設備のメンテナンスを行う作業者
株式会社樋口製作所（本社：岐阜県各務原市、代表取締役：樋口 徳室）は、スマートグラスと、自社開発アプリを活用した現場実証を行っています。本社工場と車で約15分離れた別工場をリアルタイム映像でつなぐ遠隔支援や、QRコードによる作業情報の表示、フォークリフト操縦者の視点共有などに取り組み、現場の作業効率と安全性の向上を目指しています。

安全面の課題
プレス工場では、金型や設備のメンテナンスにおいて、別の拠点にいる担当者の確認や判断が必要になる場面があります。これまで当社では、現場作業者がスマートフォンを片手に持って映像を配信し、離れた工場から指示を受けていました。しかし、片手がふさがった状態では作業を進めにくく、工具や部品を扱う現場では安全面にも課題がありました。

自社の業務に合わせたアプリケーションが開発できる
当社では、今回の実証で使用するアプリをすべて自社で開発しました。生産現場を熟知した社員が開発を手がけることで、実際の作業の流れに沿った仕組みを構築しています。現場にある課題を起点に、現場エンジニアとITエンジニアが一緒になってシステムを開発することで、課題の本質を見極め、実効性の高いシステムが現場に浸透しています。

実証の内容①〜③
① 工場間のリアルタイム映像配信
作業者の目線の映像を、本社工場と車で約15分離れた別工場の間でリアルタイムに共有しています。金型や設備のメンテナンス時に、離れた工場にいる担当者が映像を見ながら指示を出せるため、現地に移動しなくても状況を共有できます。
離れた工場の担当者は、PCで作業者の目線映像を確認しながら指示を送信
② QRコードによる作業情報の表示
設備や金型などに貼付したQRコードを読み取ると、生産指示情報、金型メンテナンス情報、材料情報などがグラス内に表示されます。作業者は書類や端末を手に取ることなく、必要な情報を目の前で確認できます。

③ フォークリフト操縦者の視点共有
フォークリフト操縦者がスマートグラスを装着し、その視点を映像で確認する取り組みも実施しました。その結果、運搬するパレットの積み数によって、操縦者からの見え方が大きく変わることが確認できました。操縦者本人の目線を第三者が客観的に確認できたことで、これまで把握しにくかった死角や危険の実態が見えてきました。今後の安全教育や作業ルールの見直しに生かしていく考えです。

スマートグラスを装着したフォークリフト操縦者操縦者の目線映像(積み荷で視界の一部が遮られる)

実証で見えた効果
最も大きな変化は、作業者が両手を使えるようになったことです。スマートフォンを持つ必要がなくなり、離れた工場から指示を受けながら、そのまま工具を持って作業を続けられるようになりました。
両手で工具を扱いながら、グラス内の映像を確認できる(表示イメージ)
製造部長コメント
製造部専任部長　脇田信幸
「使用用途はまだ限られていますが、フォークリフト操縦者の視点を映像で確認したことで、パレットの積み数によって見え方が変わるなど、安全面で多くの気づきがありました。現場の目線を共有できることの価値を実感しています。また、QRコードを読み取るだけで必要な情報を確認できる仕組みは、今後の発展に大きな可能性を感じています。これまでに蓄積してきた生産やメンテナンスのデータをAIが分析し、作業のポイントを現場でアドバイスしてくれるようになれば、技術の継承や品質の安定にもつながると期待しています。今後も現場の声を聞きながら、活用の幅を広げていきたいと考えています。」

今後の展望
■ 誰もが使いやすいデバイスの検討 
一方で、メガネタイプのデバイスであるため、視力矯正用のメガネを使用している作業者にとっては装着しにくいなど、使い勝手の面での課題も見えてきました。今後は、バイザー型など、視力にかかわらず誰もが使いやすいデバイスについても情報を集め、全員が無理なく使える運用を目指します。

 ■ 蓄積データとAIを活用した作業支援 
現在のQRコード機能は、登録済みの情報を表示する段階にとどまっています。今後は、これまでに蓄積した生産実績やメンテナンス履歴などのデータをAIが分析し、QRコードを読み取った設備や金型について、生産時の注意点やメンテナンスのポイントをアドバイスとしてグラス内に表示する仕組みを目指しています。経験の浅い作業者でもベテランの知見を参考にしながら作業できる環境を目指し、実現に向けた検討を進めていきます。
会社概要
社名：株式会社樋口製作所
所在地：〒504-0957 岐阜県各務原市金属団地44番地
代表者：代表取締役 樋口 徳室
創業：1937年
従業員数：272名（2026年10月）
事業内容：精密金属プレス加工
海外拠点：米国、メキシコ、中国
主な受賞・認定：経済産業省「DX セレクション」2022・2025選定
URL：https://www.hig-jp.net/
本件に関するお問い合わせ：
株式会社樋口製作所　情報システム管理部　担当：石田 TEL：058-383-1141

本記事は、株式会社樋口製作所が2026年11月4日にPR TIMESで発表したプレスリリースを原文のまま掲載しています。元のリリース：【生成AI・フィジカルAI ファクトリー 樋口製作所】 プレス工場生産現場でスマートグラスの試験運用を開始
