カーリース認知度81.6%、それでも40.8%が仕組みを「ほとんど理解していない」 全国630名アンケート
車を持つ方法は購入だけではなく、契約期間を決めて月額料金を払い、車を利用するカーリースも選択肢のひとつになっています。では、カーリースはどの程度理解され、どのような印象を持たれているのでしょうか。株式会社NEXER Groupと広島市のカーリースおすすめナビによる調査で、全国の男女630名を対象にしたアンケートの結果がまとまりました。調査はインターネットで、2026年6月16日~6月22日に実施されています。

名前は浸透、でも費用構造まで理解している人はごく少数
まず、カーリースというサービスを知っているかを尋ねた質問の回答は、以下のとおりです。
- 内容までよく知っている:9.5%
- ある程度知っている:36.2%
- 名前は聞いたことがある:35.9%
- まったく知らない:18.4%
少なくとも名前は知っている人を合わせると81.6%に達しました。一方、仕組みの理解度を聞くと、最多は「ほとんど理解していない」の40.8%でした。「なんとなく知っている程度」が30.8%、「大まかな仕組みは理解している」が25.4%と続き、「仕組みや費用構造まで理解している」は3.0%にとどまっています。月額料金に何が含まれるのか、契約満了後に車をどうするのかといった、判断材料となる情報が十分に伝わっていない可能性が示されました。

車を持つなら「現金一括購入」が半数、リース利用には慎重
車を持つ場合に最も良いと思う方法では、「現金一括購入」が50.3%でトップに。「ローン購入」が13.0%、「カーシェア・レンタカー」が4.3%、「カーリース」が1.6%で、「まだ分からない」も30.8%ありました。車の持ち方について、判断が定まっていない層も一定数いることが分かります。
車にかかる費用の理想的な支払い方法については、「特にこだわりはない」が45.6%で最多。「状況によって使い分けたい」が26.0%、「多少高くても最終的に自分の資産になる方が良い」が18.4%、「初期費用を抑えて月額で支払いたい」が10.0%でした。初期費用を抑えることより、最終的に車を所有できることを重視する回答者が上回る結果です。
カーリースの利用意向を聞くと、「まったく利用したくない」が54.4%、「あまり利用したくない」が31.0%で、合わせて85.4%が利用したくないと回答しました。「やや利用してみたい」は13.0%、「ぜひ利用したい」は1.6%です。

「使いたい理由」と「使いたくない理由」
利用したい派は月額での管理しやすさを評価
利用したいと答えた92名に理由を聞いたところ(複数回答)、「月額料金で管理しやすい」が52.2%で最多でした。「初期費用がかからない」が45.7%、「車検・税金込みで楽」が41.3%、「維持費の不安が減る」が40.2%と続きます。時期がばらばらに発生する税金や車検などの支出を月額にまとめられる点が、家計の見通しを立てやすくするメリットとして受け止められているようです。
利用したくない派は総額と所有を気にする
利用したくないと答えた538名の理由(複数回答)では、「総額が高くなりそう」が39.8%で最多。「最終的に自分の車にならない」が33.6%、「仕組みが分かりにくい」が29.2%、「契約期間の縛りが不安」が17.8%、「中途解約が難しそう」が16.0%でした。

イメージも将来予測も「分からない」が目立つ結果に
カーリースのイメージは、「少し割高なイメージ」が35.2%で最多。「よく分からない」が29.0%、「仕組みが複雑で不安」が18.9%で、「手軽で便利なサービス」は12.9%、「お得で合理的なサービス」は4.0%でした。費用面や分かりにくさへの懸念がある一方で、利便性や経済性を評価する声も見られます。
今後の利用動向については「分からない」が37.3%、「あまり変わらないと思う」が34.1%。「やや増えると思う」18.7%と「大きく増えると思う」2.7%を合わせた21.4%が増加を見込み、「減ると思う」の7.1%を上回りました。また、地方都市のようなエリアにカーリースが適しているかでは、「分からない」が41.4%で最多となり、「あまり適していない」23.3%、「やや適している」16.7%、「まったく適していない」14.6%、「とても適している」4.0%と続いています。調査では、地方都市には日常生活で車が必要になる場面が多い地域もあるとし、カーリースを検討する際は利用状況に応じた走行距離制限や、契約条件によって発生する追加費用なども確認することが重要だとしています。
そのうえで調査は、カーリースが向いているかどうかは車の使い方や契約期間、走行距離、月額に含まれる内容によって変わるとし、購入・ローン・リースを総額と条件で比較して、自分の生活に合う方法を検討することが大切だとまとめています。











