都市型小型EV「Lean3」がミニカーの型式認定を取得、CEV補助金20万円の対象車種に決定
愛知県豊田市に本社を置くリーンモビリティ株式会社(代表取締役社長:谷中壯弘)は、都市型小型EV「Lean3(リーンスリー)」について、国土交通省から原動機付自転車(ミニカー)の型式認定を取得しました。取得日は2026年10月23日で、道路運送車両法施行規則に基づく認定です。あわせて「Lean3」は、経済産業省の「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)」の対象車種となり、補助金額は20万円に決まりました。
生産もすでに始まっています。「Lean3」は台湾工場で生産を開始しており、完成した車両は日本へ順次輸送されています。同社は11月からの納車開始に向けて準備を進めています。
CEV補助金は20万円、東京都の補助制度も申請中
CEV補助金の対象車種に決まったことで、「Lean3」の購入者は所定の申請を行い、交付要件を満たせば20万円の補助金を受け取れます。購入時の負担軽減につながります。ただし、申請の受付期間や予算の状況によっては交付を受けられない場合があります。対象車両と補助金額は、一般社団法人次世代自動車振興センターのウェブサイトで確認できます。
CEV補助金とは別に、住んでいる都道府県や市区町村によっては、独自の補助制度を利用できる場合もあります。東京都にはCEV補助金の対象となる電動車両への補助制度があり、リーンモビリティは「Lean3」もその対象となるよう申請を進めています。なお、「Lean3」のメーカー希望小売価格は、補助金適用前で169万8,000円(税込)〜です。
型式認定で、保安基準への適合と品質管理体制が認められる
型式認定は、車両が保安基準に適合していることに加えて、同一の品質で車両を継続して製造するための品質管理体制が整っているかどうかも審査する制度です。今回の取得によって、「Lean3」の車両設計と、製造時の品質の均一性を確保する体制が、型式認定の要件に適合していると認められました。車名・型式は「リーン ZAD-A100A」、型式認定番号は「Ⅰ-8110」(2026年10月23日付)です。
リーンモビリティは、車両の開発・設計から部品調達、生産、品質管理、販売、アフターサービスまでを、パートナー企業とともに一貫して管理する体制を構築してきました。同社は、新しいカテゴリーの製品を社会に届けるにあたり、保安基準への適合に加えて量産に必要な品質管理体制についても型式認定の審査を経たことを、顧客が安心して「Lean3」を選べるようにするための重要な一歩と位置づけています。
代表取締役社長の谷中壯弘氏は、量産に求められる品質管理を客観的に示せたことを「大きな節目」と表現しました。また、CEV補助金の対象となったことで、より多くの人が「Lean3」を手に取りやすくなったと述べています。そのうえで、注文した顧客へ一台一台を確実に届け、都市の移動をより自由で快適にする新しい選択肢として「Lean3」を広げていく考えを示しました。
年間1万台超の生産能力を見据えた量産体制へ
今後は、年間1万台を超える生産能力を見据えた量産体制の構築を進め、生産能力を段階的に引き上げていく方針です。同社は、コンパクトで快適な都市型小型EVの普及を通じて、都市部の渋滞や駐車スペースの不足、運輸部門の脱炭素といった交通・環境課題の改善に貢献するとしています。今回の型式認定の取得とCEV補助金対象車種への決定は、その実現に向けた取り組みの一環と位置づけられています。
「Lean3」の主な特徴
「Lean3」は、一般的なクルマの約3分の1のサイズでありながら、エアコンを標準装備した快適な室内と、車体を傾けて旋回する独自の制御技術を備えた都市型小型EVです。前2輪で操舵し後1輪で駆動する3輪構造を採用しており、独自の車体制御システムによって、旋回時や荒れた路面でも車体姿勢を最適に保ち、高い走行安定性を実現しています。
- 最高速度:60km/h
- 航続距離:約100km(WLTCモード)
- 充電:家庭用電源に対応
- 運転に必要な免許:普通自動車免許
リーンモビリティは、日台連合として2022年に創業し、2025年に日本本社を設立しました。都市型小型EV「Lean3」の開発・製造・販売のほか、LeanXサービス事業も手がけています。
出典:リーンモビリティ











