NTBのキャンピングカー「EXPEDITIONSTRIKER」が2026年度グッドデザイン賞を受賞、キャンピングカー初の「三冠」を達成
埼玉県越谷市に本社を置く日本特種ボディー株式会社(NTB)が開発・販売するキャンピングカー「EXPEDITIONSTRIKER(エクスペディションストライカー)」が、「2026年度グッドデザイン賞」を受賞しました。同モデルにとっては2026年に入って3つ目のアワード受賞で、キャンピングカーとして初めて、3つのアワードでの「三冠」を達成しています。

3つのアワードを制覇した「三冠」の中身
EXPEDITIONSTRIKERが2026年に受賞したアワードは次の3つです。それぞれ異なる観点から評価を受けています。
- ソーシャルプロダクツ・アワード2026/ソーシャルプロダクツ賞:社会性と商品性を両立している点が評価
- フェーズフリーアワード2026/オーディエンス賞:日常の豊かさにつながる機能が非常時の安心にもつながる、という考え方が支持
- 2026年度グッドデザイン賞:フェーズフリーの思想、車体構造、機動性、居住快適性などが総合的に評価
なお「キャンピングカー初の三冠」とは、ソーシャルプロダクツ・アワード、フェーズフリーアワード、グッドデザイン賞の3賞をキャンピングカーとして受賞した初の事例であることを指します。これは各賞の公開受賞情報に基づくNTB調べ(2026年10月時点)によるものです。

グッドデザイン賞の審査で評価されたポイント
審査委員の総評では、災害復興ボランティアが抱える「運転免許の制約」という課題に目を向け、日常と非常時をシームレスにつなぐフェーズフリーの思想を体現したキャンピングカーであると位置づけられました。
車体については、国産初となる全アルミボディと、運転席と居住部を剛性的に分離した柔軟性の高い構造によって、本来は相反する悪路走破性と居住快適性を両立させた点が高く評価されています。さらに、3.5t未満の車重とすることで普通免許取得者にも利用を広げ、災害時にも即応できる車両として「移動する社会インフラ」へと昇華させる可能性を示したと述べられました。キャンピングカーとして初めてフェーズフリー認証を取得した実績も、評価の対象として挙げられています。
コンパクトな車体にオフグリッド性能を凝縮
EXPEDITIONSTRIKERは、いすゞのキャンピングカー専用シャシー「Travio」をベースに、全幅1.8mのコンパクトな車体を実現したモデルです。国産初の全アルミボディに加え、高い悪路走破性、長期滞在に対応する居住空間、ソーラーパネルなどのオフグリッド性能を備えています。車重は3.5t未満に抑えられており、AT限定普通免許で運転できます。また、キャンピングカーとして日本で初めてフェーズフリー認証を取得しています。
「いつも」と「もしも」を1台でつなぐ開発思想
NTBがこのモデルで目指してきたのは、「災害のためだけのキャンピングカー」ではないといいます。旅に出かけ、家族や仲間と時間を過ごし、自然の中でくつろぐ。そうしたキャンピングカーならではの「日常の豊かさ」のために用意した居住空間や電源、走行性能などが、非常時には人や地域を支える機能にもなる、という考え方です。普段使っているものが災害時にも役立ち、普段から使っているからこそ災害時にも役立つ。「いつも」と「もしも」を分けないフェーズフリーの思想を、ひとつのモビリティとして形にしたのがEXPEDITIONSTRIKERです。
代表取締役の蜂谷愼吾氏は、グッドデザイン賞の受賞で三冠を達成できたことを大変うれしく思うとコメント。普段は旅やレジャーを楽しんで日常を豊かにし、そのための快適性や機能が、いざというときには人や地域を支える力になる、そうしたクルマを目指して開発してきたと振り返りました。また、異なる視点を持つ3つのアワードから評価を受け、特に今回「移動する社会インフラ」への可能性を示されたことに大きな意味を感じているとしています。そのうえで、三冠をゴールとせず、実際に地域や社会の中で活用してもらうことで、キャンピングカーの新しい可能性を示していきたいと語っています。
日本特種ボディー株式会社は、埼玉県越谷市小曽川568番地1に所在し、キャンピングカーの企画・開発・製造・販売を手がけるメーカーです。特殊車両の開発も行っており、日常の豊かさと非常時の安心をつなぐフェーズフリーモビリティの開発・普及に取り組んでいます。
出典:NTB











